南郷高校ブログ

令和2年度 第4回地域貢献支援活動「大崎耕土」世界遺産支援プロジェクト

 南郷高校では,昨年6月から「大崎耕土世界農業遺産支援プロジェクト」を実施しています。今回は冬期休業中の1月6日(水)に第4回目として大崎市鳴子温泉字南原のグループホームふかふかはうすで除雪支援作業を実施しました。当地へは,昨年6月に訪問し中庭の花壇へ草花を植栽しています。年末年始の大寒波で降った雪が建物の屋根や窓の外側にも積もり続け,部屋の中が真っ暗な状態になっていました。そこで,本校農業クラブ役員5名と引率教員4名の合計で9名が除雪支援作業を実施してきました。当日は,午前10時30分から約2時間スコップを片手に必死で窓の屋根の上に積もった雪や窓の外の雪を取り除いていきました。参加した生徒は日頃,雪遊びや除雪の経験がほとんどありませんでしたが,楽しみながら作業をすることができました。本校も同じ大崎地区とはいえ東部・西部地区で,積雪量の違いに驚かされました。今回の除雪支援作業は,ただ単に「雪かき作業」ではなく,山手に降り積もる雪が,春先には雪解け水となり、大崎耕土を潤し,農作物栽培には欠かせない貴重な水資源になることを学習する目的の一つでもありました。施設長の深澤文雅さんからは,「高校生の皆さんのおかげで,窓から外の光が入るようになり,部屋の中が明るくなりました。皆さんの協力に本当に感謝します。ありがとうございました。」と感謝の言葉をいただくことができました。引き続きボランティア活動を継続していきたいと考えています。