本校では令和2年度より、世界農業遺産「大崎耕土」支援活動を行ってきました。大崎耕土は、江合川と鳴瀬川流域の1市4町(大崎市・色麻町・加美町・涌谷町・美里町)に広がる水田農業地帯を指します。
本校の支援活動は、『知る』『支える』『伝える』の3つの視点から、さまざまな取り組みを行っています。
以下に本校の取り組みを紹介します。
『知 る』
南原穴堰を管理している上野水利組合長さんから、穴堰の概要について説明を受けています。
岩堂沢ダムの見学。学校近辺の水田を潤すために作られたダムです。
学校の水田にはどのような生き物がいるか調査しています。
日本の世界農業遺産第1号「佐渡」。トキと共生する水田農業の在り方について学びました。
大崎耕土と同時期に世界農業遺産に認定された、伊豆のわさび田を見学し、現状を学びました。
紅花の産地である山形県を訪問し、伝統野菜の普及について学びました。
学校で収穫したお米(ひとめぼれ、ササニシキ、つや姫)の試食会。どんな味か実際に食べ比べました。
学校の脇を流れる鳴瀬川を上流から下流までの50km以上を自転車で走りながら調査しました。
『支える』
年々獣害が増える中、中山平南原地区で防護柵の設置支援を行いました。
令和6年度に世界かんがい施設遺産に認定された「南原穴堰」の清掃(江払い)作業を行っています。
伝統野菜「鬼首菜」の採種支援をしている様子です。
アメリカザリガニの駆除活動。シナイモツゴ郷の会の方々にご指導いただきました。
『伝える』
一般の方を対象に、大崎耕土を学ぶバスツアーを開催。「南郷・鹿島台地域」「中山平・鬼首地域」の2回に分けて実施しました。生徒が学んだことを伝えました。
吉田川サイフォンと元禄潜穴、明治潜穴について説明しました。
シナイモツゴの保護。アメリカザリガニの駆除活動の体験です。シナイモツゴの料理も試食しました。
伝統料理「しそ巻き」「すっぽこ汁」を堪能しました。
稲刈り体験。棒がけをして集合写真を撮りました。
一般の方も、生徒と一緒に穴堰の清掃活動に取り組みました。
鬼首菜の収穫体験と試食。
この他にも、掲載していない活動がたくさんあります。「大崎耕土」支援活動は、大崎市、美里町、中山平地区の皆さん、シナイモツゴ郷の会など多くの方々の支えにより実施することができています。
今後も、様々な工夫をしながら、活動を継続していきたいと思います。
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宮城県南郷高等学校
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