南郷高校ブログ

平成30年度南郷高校ブログ

2019年度 第1回職員研修が開催されました!

 平成31年4月1日(月),新元号が「令和」となることが発表された後,本校では「アクティブラーニング」についての職員研修が行われました。

 本校では,2019年度における教育の柱の一つとして「アクティブラーニング」を掲げております。今回の職員研修では,石巻専修大学経営学部教授でいらっしゃいます山崎泰央先生を講師にお招きし,「アクティブラーニングの本質・実践・評価」という講演をいただきました。以下に,お話しいただいたことの一部をご紹介します。これらの記述だけではとても言い表せませんが,その一端を垣間見ることはできるのではないでしょうか。

・教師は,生徒本人の持っている意識(例えば,何を学べばいいか分からず関心もないという意識)には直接関与できません。しかし,その意識が変化するよう促すことはできます。それが教師の仕事だと思います。
・深い学びとは,何らかの1つの知識が,そのままただの知識としてとどまることなく,他のことへと広がりつながっていくことです。
・新しいスキルやツールを覚えてそれを授業の中で実行するだけでは,たいていうまくいきません。心の部分を重視する必要があります。一番効果的なのは,先生方が,ご自分が本当に楽しいと思うことを教えることです。でなければ生徒にとって楽しい授業になるはずがない。楽しさは駆動力なのです。アクティブラーニングで時間を使うと,教科書で示された内容が教えられなくなるという考えがありますが,心の部分をしっかりと押さえてスキルやツールを上手に使うことができれば,学習は通常よりもずっと早く進みます。
・否定的な姿勢を示すよりは,肯定的な姿勢を示した方がよいです。例として,「いてくれるだけでいいよ。ありがとう。」というように。「ありがとう」と言われて悪い気はしませんよね。

私たちも,このことを心にとめ,生徒の視界が広がり,心が豊かになるための試みを実践し続けたいと思います!