ブログ

全校ボランティア(穴堰清掃)

 4月25日(金)、鳴子温泉中山平南原地区にて全校生徒で南原穴堰清掃のボランティア活動を行いました。

 

 南原穴堰は1640年代頃に手堀りで掘られた農業用水路で、2024年には「世界かんがい遺産」に認定・登録されました。現在も地域住民やボランティアによって維持管理されており、約13haの水田を潤しています。

 

 午前中は杉の葉や枯れ枝などを水路から取り除く「江払い」という水路の清掃活動と、隧道の見学を行いました。隧道では380年前のタガネで岩石を削った跡や、ろうそくを立てていた窪みを確認することができました。昼食には「ゆきむすび」が使われたお弁当を食べ、午後からは大崎市の世界農業遺産未来戦略室の久本さんと、南原穴堰水利組合の上野さんから、大崎耕土や南原穴堰についてお話をいただきました。その後、堺田分水嶺の見学をしました。堺田分水嶺は山側から流れてきた水が太平洋側と日本海側に分かれるところで、気軽に見ることができる貴重な場所です。

  

 今回のボランティア活動を通して大崎耕土の持続可能な水管理システムについて、より深く学ぶことができました。